青少年のための科学の祭典「サイエンスフェスタ2011」に出展
平成23年8月20日(土)に梅田のハービスHALLで開催された子供向けの科学イベント「サイエンスフェスタ2011」に本学がブースを出展しました。平成4年の開始以来今年で21回目を迎えるこの科学の祭典は、関西最大規模の夏の科学イベントです。子供たちの「理科離れ」を克服し、理科好きの若者を育てることを目的とし、毎年国内外の理科教師、研究者、企業などによる80以上の実験ブースが設けられ、工作教室や実験ショーを披露しています。
本学は今年で14回目の出展です。今年のテーマは「シャボン玉って何色?」。ブースで講師を務める技術職員達は、昨年に引き続き、身近な材料である「シャボン玉」の「色」の変化を観察し、その意外性や科学現象のおもしろさを経験してもらえるように工夫したブースを準備しました。実験の改良を行った結果、シャボン玉の色をきれいに、また一般的にすぐに割れるシャボン玉を長時間持続させ、最終的に黒膜の状態ができるようにしました。(写真:シャボン玉の黒膜生成のようす)
実験は子どもから大人まで幅広い年齢層の来場者に興味を持ってもらえ、シャボン玉観察の装置を4つ準備しましたが、10時のスタートから17時半終了までほぼ席が埋まっている状態でとても好評でした。子ども達にはシャボン玉には何色が見えるか、またどのような模様なのかを観察し、記録してもらいました(スケッチ)。24色の色鉛筆(クーピー)の中から色を選び、シャボン玉の模様をスケッチすることによって、小さな子ども達もじっくり観察することができました。
最終的にブースには300名近くの方が訪れ、きれいなシャボン玉の色に感激した女の子が弟を連れてもう一度来てくれたり、両親の手話を通した説明を一生懸命聞いてくれた子どもがいたり、 慣れない英語での説明にもかかわらずしっかりと聞いて理解してくれた韓国の中高生や先生がいたりと、参加者にとってもスタッフにとっても充実した一日になりました。
写真 左:出展ブースの様子 右:シャボン玉の様子を描く子ども達
写真 左:大人も実験の意外性に驚く 右:講師を務めた技術職員