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理学研究科 数物系専攻 伊藤 洋介准教授、神田 展行教授らのKAGRA共同研究の論文が、学術雑誌CQGのハイライトに選ばれました!

 2021年3月16日(火)、本学大学院理学研究科 数物系専攻 伊藤 洋介准教授、神田 展行教授らのKAGRA共同研究の論文"First cryogenic test operation of underground km-scale gravitational-wave observatory KAGRA"が、『Classical and Quantum Gravity』誌の「Highlights of 2019-20」に選ばれました。

■詳細はこちら
https://iopscience.iop.org/journal/0264-9381/page/2019-20-highlights

■論文概要
 「KAGRA」は、岐阜県神岡町に建設された3kmのアームを持つ第2世代の干渉型重力波検出器です。現在は、bKAGRA(ベースラインKAGRA)と呼ぶ最終設置段階にあり、2019年後半に科学観測を開始する予定です。KAGRAの利点の1つは、地表から200m以上の地下にあることで、低周波の地震動を抑え、検出器の安定性を高めることができます。もう一つの利点は、サファイア製のテストマスミラーを極低温に冷却して熱雑音を低減することです。2018年4月から5月にかけて、極低温のテストマスを用いた3kmマイケルソン干渉計を10日間運用しましたが、これはkmスケールの干渉計が極低温で運用された初めての例でした。本稿では、この「bKAGRAフェーズ1」の運用結果を報告します。これにより、極低温ミラーを用いた3km干渉計のアライメントと制御の実現性を実証しました。

→全文はこちら
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1361-6382/ab28a9/meta